母屋は絵に書いたような典型的な古民家
太い軒桁や立派な大黒柱、床の間の組子など、良い素材を存分に使っていて古民家としての価値はかなりあります。周辺環境も良いため、生活に困ることは無さそうです。しかし築100年以上の物件であるため、経年による建物全体の歪みがあります。長い年月をかけて徐々に歪んでいった建物を一度に直そうとすると、かなりの高額な工事になる上に、別の箇所に負荷がかかるため建物にとってはマイナスに作用することもあります。構造上問題はないので、古民家暮らしに憧れのある方には超目玉物件です。
また、母屋のダイニングキッチンや風呂・トイレはかなり前にリフォームされており、一応そのままでも使える状況になっています。
小さめの離れと、隣には古い牛舎も
母屋から倉庫を挟んである2階建ての離れ。離れの1階には、昔ながらの台所と便所、和室が2部屋あります。昔の家には珍しいかなり緩やかな階段を上れば、2階は和室が1部屋のみという造りになっています。離れに隣接している牛舎は倒壊寸前であるため取り壊したほうが良さそうです。
暮らし始めるまでに…
母屋の和室の床がブカブカになっている箇所があるため、一部床下から工事した方が良さそうです。清掃済みで綺麗にはなったものの、やはり水廻りは全体的に使用感があるため、抵抗がある方はキッチン・洗面・浴槽・トイレを新しく交換したほうが良いかもしれません。母屋の小屋裏(屋根裏)と離れに残されたままの物の処分には多少の労力がかかりそうです。また、水道は井戸水を使用していますが、配管の経路が不明のためトラブル時には対応が大変になりそうです。新しく上水道を引いたほうが無難かもしれません。ですが、現状のライフラインは整っているため、すぐに住める状況ではあります。
周辺の状況は・・・
大浦地区は中島の人口のおよそ1/3が集中する中心地区です。当物件の立地は非常に良く、中島で唯一のスーパーやホームセンター、更にはフェリーの港まで徒歩5分少々で行ける距離にあります。前面道路は軽自動車がギリギリ通れるほどの幅しかありませんが、その分車の往来も少ないため、のどかな島暮らしが出来そう。
動画で紹介
2024.10.18 価格変更&再募集