立地は抜群だが、物件の状態は△
海沿いを走る県道に面した物件。道を挟んですぐ向かいには釣り人に人気の漁港があります。道沿いに敷地いっぱいに建てられており、裏手はすぐ山。敷地の山側は道に対して斜めになっており、建物の形も変則的になっています。一階に二部屋とキッチン、二階は三部屋とベランダいう間取り。築年数は50年程度と思われ、各所に経年相応の使用感と劣化(キッチン奥の雨漏り形跡や風呂場のヒビ割れなど)が見られます。そのため購入を検討される方は内見は必須。山側に設置されたベランダ周辺は山から伸びてきた植物に侵食されつつあります。
現状の状態とリフォームの目安
まず、海側の外壁は板張りで板自体が潮風でかなり劣化しているところに、白いペンキを塗った状態。直ちに雨風が入るわけではないものの、可能であれば早めの張り替えをするのがよさそうです。
山側のベランダに上がる階段(はしご?)は腐食が進んでいて登るのが憚られるほど。ベランダ周辺はツタに覆われつつありますので、早急に除去が必要。放っておくとシロアリの原因になります。ついでに裏山の木々も少し切っておくと湿気が溜まるのを防げそうです。
屋内は、一応一通り使える状況ではありますが、空き家期間が長いため入念な掃除が必要です。水道や風呂・水洗トイレはそのままでも使えます。家の骨組みそのものは大丈夫そうですが、廊下とキッチンの床や壁には複数種のクッションフロアが貼られていて奇妙な雰囲気になっていますので、一度家具などを出して全面的な内装工事をするとグッと雰囲気が良くなりそうです。内装で100万、キッチンや風呂などの水回りを変更するならさらに200万円は見ておくと良さそう。
周辺の状況は・・・
現在、西中島では最も人口が多い宇和間。多様性あふれる地区で、農業者と漁業者が共存し、
農業面でも慣行農法と有機農法の両方が営まれている。外からの人を受け入れる寛容な気質も
あり、移住者や子ども多い。大浦まで車でも10分かかるので交通の便は悪い。