昔ながらの生活ができる古民家
母屋には和室が4部屋と板の間がという、ごく一般的な古民家の間取りとなっております。
外観はよくある普通の古民家ですが、かまどが有ったり五右衛門風呂が有ったりと、使い方次第では非常に利用価値が高い物件です。小屋裏を覗いてみると、湾曲した太い松の丸太梁が複雑に組まれており、当時の大工さんの思いが感じられるような空間であります。
離れは和室が2部屋のみですが、足の踏み場が無いほど大量の残材があるため、処分に時間がかかりそうです。
住居としての利用ももちろん良いと思いますが、かまどや五右衛門風呂を有効活用するために、古民家カフェや宿泊施設に改修するのも良いかと思います。夏場に多くの海水浴客が訪れる姫が浜ビーチからも徒歩圏内であるため、物件の使い方次第では島の人気スポットになるかもしれません。
修繕箇所は・・・
柱・梁などの構造部材や瓦屋根は今すぐ直す必要はないかと思いますが、どこから直せばいいのか分からない程に修繕箇所は非常に多くあります。特に、母屋の建物内からサッシを開けた場所に仮設トイレが設置されている状態ですので、水廻りの改修や庭の草木の手入れ、畳の交換、残材処分など、住める状態になるまでに非常に多くの時間と費用が必要になるでしょう。
ただ、現代住宅にはないものが多く残っており、建物自体の価値は高いと思いますので、物件が気になる方はまずは現地に足を運んで内覧してみてください。
周辺の状況は・・・
この物件のある長師地区は中島南部に位置し、島の玄関である大浦港と神浦港の中間になります。どちらの港へも車で10分以内。小中学校までは徒歩で行ける距離のため、小さなお子様連れのご家族には嬉しい環境です。また、夏には海水浴客で大盛況となる姫ヶ浜海水浴場や、2023年1月オープンの定食屋&居酒屋も徒歩圏内にあるため、中島の中では生活しやすい地区であります。